Path: ssm.kgc.co.jp!nsx.kgc.co.jp!onion.ish.org!onodera-news!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed.mesh.ad.jp!not-for-mail From: totemo Newsgroups: japan.robamimi Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJEEkZyRDJEhEOSQkJEckOSEjGyhC?= Date: Mon, 27 Nov 2000 15:00:26 +0900 Organization: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJVAlbCE8SXQbKEI=?= Lines: 103 Message-ID: <3a21e180.2397%totemo@ayaC.org> NNTP-Posting-Host: gifu5ds66.gif.mesh.ad.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP X-Trace: bgsv5905.tk.mesh.ad.jp 975304827 26173 210.147.109.158 (27 Nov 2000 06:00:27 GMT) X-Complaints-To: news@mesh.ad.jp NNTP-Posting-Date: Mon, 27 Nov 2000 06:00:27 +0000 (UTC) X-Newsreader: Datula version 1.50.45 for Windows Xref: ssm.kgc.co.jp japan.robamimi:10156 - Fわんドライバー - とある道路で渋滞しておりまして、なんでこんなとこで 渋滞するんだ?とよく見ると 1台の軽自動車がハザードを つけて停車中でした。 迷惑な車だな、と思いつつ、通り過ぎざまに覗き込むと、 なんと運転席で、でっかいセントバーナード犬が前足を ハンドルに置いて、こっちを見ていたので驚きました。 # 車内に人陰がなかったので、多分運転手は車を放置し # てどこかへ行ってしまったのだろう… しかし見事にドライバーフォームでこちらを見ていたので、 写真欄に犬の顔が載った免許証を思い浮かべてしまい、こ んな風に思ったのは僕だけだったのだろうかと、ふと考え てしまいました。 - 柿がだいナシ - 車 1台がやっと通れる地下道があって、(これが相当傾斜 がきつい)僕が車で地下道を下ろうとした時、お婆さんが 自転車をひきながら、こちらに向かって登ってきました。 なんだかヨタヨタした足取りだったので、下るのは躊躇し て停車して待っていると、お婆さんも気付いてこちらを見 てニッコリして、アイコンタクトで挨拶をかわした、その 時です。 自転車の荷台に積載オーバー気味に積み上げられいた柿が、 一気に崩落し、地下道を土石流の様に転げ落ちていくでは ありませんか。 ところがお婆さんはというと、相変わらずニコニコしなが らこちらを見ていて、一向に後ろの惨事には気づかぬ様子。 僕が車の中から指をさして合図を送ると、怪訝そうな顔を して振り返るお婆さん………と同時に何を思ったのか乱暴 に自転車を放り出して柿を追いかけはじめる……… 僕の目の前で、ダンボールが自転車から落ちてゆく。 「残っている柿が〜」などと車内で叫ぶ声が聞こえるはず もなし。無事に残っていたはずの柿達も、むなしくお婆さ んの後を追うように転がっていくではありませんか。 そして、そのとき惨劇はおきたのです! なんとお婆さんを追ってきた柿の土石流に、お婆さんが呑 み込まれ柿と一緒に坂道を転げ落ちていくではありません か!(一瞬トムとジェリーとダブッてしまった) あっという間に地下道の奈落に吸い込まれていくお婆さん を為す術もなく見送るこの僕……… などとその時はそんな余裕があるはずもなく、慌てて車から 飛び降りて、地下道を駆け下りていくと、放心状態で大の字 になりながら「ナマンダブ、ナマンダブ…」と呟きながら合 掌しているお婆さん。 「大丈夫ですか」と声をかけると、こちらも見ず「お迎えか え〜、お迎えかえ〜」とパニック状態というよりショック状 態。「痛いトコないですか、わかりますか〜」と耳元で大声 で言うと、やっと我に帰ったようで「ホウワ〜」などと訳の 分からない掛け声とともにロボコップのように立ち上がり、 「かき〜、かき〜、お兄ちゃん拾って〜拾って〜」とわめき 出し、まるでビデオの早送りを見ているようなスピードで柿 をかき集めだしたではありませんか。 なんだかよくわからないうちに僕も柿を拾い集めだしてい て、お婆さんは念仏のように独り言を言い続け、僕はそん な彼女になにか言い知れぬ恐怖を感じつつ、催眠術にかかっ たように作業を続けました。 そんな恐怖の時も自転車の荷台のダンボール箱に柿を集め 終わるとともに終わりを告げ「兄ちゃんえかったわ〜」と 大声で僕に言うと、グシャグシャになった柿を一個づつ僕 の両手に握らせて、何ごともなかったようにヨタヨタと自 転車をひきずりながら地下道を登っていったのでした。 僕は手元に残った柿と、自転車の荷台の、柿の果汁でみる みる変色してゆくダンボール箱を交互に眺め (お婆さんの家は遠いのかなぁ、ダンボール箱がもてばい いんだけど) などと、余計な感慨にふけりながら、お婆さんを見送った のでありました。 車に戻ると、僕の車の後ろには後続車が 3台お待ちでした。 -- とても@ぁゃιぃ.おるぐ Zookファンクラブ スリランカ支部長兼沖縄支部長(会員No.016)